米地区連銀経済報告書(ベージュブック)とは、米国の地区連銀景況報告のことで、米国の12地区連邦準備銀行が各地区の経済状況をまとめ、FOMC(米国金融政策決定会合)に提出する資料となります。報告書がベージュ色のためベージュブックと呼ばれます。
発表時期はFOMCが開催される2週間前の水曜日に公表されます。
米地区連銀経済報告書(ベージュブック)は12地区各々の景況判断(総合景気判断)、製造業や個人消費の動向、 雇用、物価、賃金、住宅建設や不動産市況動向、金融などの状況が説明されます。
米国の政策金利を決定するFOMCの資料ということで非常に注目度の高い重要な経済報告書となります。
米国の12地区というのは、
・ニューヨーク(New York)
・ボストン(Boston)
・フィラデルフィア(Philadelphia)
・リッチモンド(Richmond)
・セントルイス(St. Louis)
・ダラス(Dallas)
・アトランタ(Atlanta)
・カンザスシティ(Kansas City)
・ミネアポリス(Minneapolis)
・サンフランシスコ(San Francisco)
・クリーブランド(Cleveland)
・シカゴ(Chicago)
の12地区となります。
ベージュブックの具体的報告内容ですが2009年3月の報告では以下のような内容が報告されています。
(出典:
ひまわり証券)
・米経済は1月-2月に更に悪化した
・米経済が明確に回復するのは2009年後半から2010年にかけてか
・12地区のうち10地区が、一段の景気悪化を報告
・製造業は顕著に落ち込んだ
・景気悪化は幅広い分野に波及している
・全般的に悪化しているが、食品生産・医薬品などは例外
・短期的な景気回復見通しは薄い
・商業用不動産は明確に悪化
・住宅価格下落の鈍化、ほとんど、あるいは全く兆候見えない
・居住用不動産は停滞、安定の兆候はごくわずか
・貸出活動はネットで減少、クレジット利用は引き続きひっ迫
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