米国の経済指標はどれも重要ですがその中でも最も重要かつ広く注目を集める指標が
雇用統計となります。
統計期間は月次で、労働省により毎月第一金曜日のニューヨーク時間午前8時30分に前月分の統計値が発表されます。
雇用統計で取られている統計には「非農業部門雇用者数」、「失業率」、「週労働時間」、「平均受給」など全部で10項目程度の小項目に分かれています。
このうちFXで重要視されるのは「非農業部門雇用者数」と「失業率」の2項目で、特に
「非農業部門雇用者数」は遅効性のある「失業率」に比べると速報性が高いためより重要視されます。
非農業部門雇用者数とは農業以外の仕事をしている人がどのくらい職に就けているかを示す値となり、
NFP(Non Farm Payroll)とも呼ばれます。
FXのトレードで実際に見るべきポイントとしては、事前の予想値との乖離に注目します。予想よりも良ければドル買いとなり、悪ければドル売りとなるのが普通です。
ただしFX相場は指標発表前にレートに予想値を織り込んでいく性質があり、予想値よりも仮に悪い結果となったとしても、その悪い結果が予想の範疇であれば逆に指標発表後にドル買いとなる場合もありますので、実際にはマーケットの動向を見てトレードすべきといえます。
雇用統計は一ヶ月の全世界の経済指標発表のなかでもナンバー1のイベントで、指標発表後は乱高下する展開となることが多いため、スイングなど中期でポジションを持っている場合でも雇用統計前には一旦決済してポジションをスクウェアにしておいたほうがよいでしょう。
ちなみに2009年3月の雇用統計発表では以下の値でした。
・非農業部門雇用者数:-66.3万人
・失業率:8.5%
歴史的にも非常に悪い数値であり、今後米雇用が改善するかどうかが注目されます。
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